書籍レヴュー– category –
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境界線の自由 距離の自在
自由をくれる境界線に加えて“自分”を作るもう一つの要素は、人と人の距離感覚だ。 わたしは小学校でいじめに遭って、学校を飛び出したことで先生や他の生徒たちが気づいてくれて、事なきを得た、という経験があるのだが、それからずっと不思議だったことが... -
自分を守る境界線で安心する
「自分は自分、他人は他人」という言葉がある。それほど腑に落ちないまま、聞き流していたのだけれど、アダルトチルドレンについて書かれた「子どもを生きればおとなになれる〈インナーアダルト〉の育て方」という書籍を読んで、“境界”という考えを知って... -
自分の中の、もうひとりの人
映画「あんのこと」の中で、わたしにとって最も哀しかったシーンは、団地の狭くて暗くて長い階段を、暴力を振るう母親に先導されて、バギーを抱えて登って行く場面だ。 「行くな、行かないで」と叫びそうになった。 なぜ、暴力を振るう母親の元に戻らなけ... -
石積みの石たち
熊本の地震の時に、多くの建造物が瓦礫と化した中で、壊れずに残った、熊本城の石積みのことを聞かれたことはないだろうか。 削ったりせず、その石や岩、そのままの形を活かして積まれた熊本城の土台。 この工法は、最澄の興した延暦寺のお膝元の地で生ま... -
心の中の感覚
あなたの心の中は、穏やかだろうか ビクビクしている、ドキドキしている、焦っている、なんとなく不安。自分の心の中は、自分だけの聖域なはずだ。誰も邪魔出来ない、侵すことの出来ない領域であるはずだ。本来は。 外は晴れているのに、なんとなく暗い空... -
少女という存在
少女という存在「少女」で画像をググってみると、驚く。幼い少女や若い女の子たちが、グラビアアイドルの表情と姿態で量産されている。 少女は可愛い。美しい。ひ弱い。守りたくなる。愛でていたくなる。けれど決して人形ではなく、成長して大人の人間にな... -
原作「流浪の月」一章 少女のはなし
この章には、自己紹介のように、この作品の登場人物とテーマが線画のように描かれている。 何気なく登場する、フレッシュピーチとホイップ生クリームのかき氷。「ずっと食べて見たかったんだ」と少女は言う。 あなたは「ずっと〜〜したかった」ことが叶っ... -
プロローグ
自分について あなたにとって、自分ってどんな存在ですか? 重い荷物?思い通りにならない厄介もの?もっと綺麗だったらよかったのにもっと賢かったらもっとお金持ちだったらもっと強かったら 自分に足りないものがたくさん押し寄せてきて自分を苦しめるい...
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