批評– category –
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いい子とやばい人
虐待された子はいい子にならざるを得ない、と前回書いた。愛され、保護されるために、自分であることではなく、いい子であること、圧倒的に強い力を持つ大人に気に入られることを無意識に選ぶ。選ばざるを得ない。 「流浪の月」には、いい人ではなく、やば... -
「いい子」と、ありのまま
あんは、どうしたら自殺せずに済んだのだろう。あーでもない、こーでもないと、考えていた。 彼女は生きている、という事実。苛酷の中を生き延びている、という偉大さ。今ここに存在している、ということの重要さに、彼女自身が気づけていたら、認めること... -
ただここに居る、という奇跡な出来事
あんは何故死ななければならなかったのだろう。 誰も手を差し伸べなかったからすべてのつながりが断たれたから 彼女の中にあった彼女自身を動かしていた力は暴力とか抑圧とか、苦しいものでしかなかったから 無理やり彼女を動かす暴力どんなに苦しい思いを...
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