2025年3月– date –
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こんぺいとうと自分の芯
こんぺいとうというお菓子。綺麗な色のお砂糖の塊のような食べ物だけど、熟練した職人さんの手で、40度以上の室温の場所で何時間もかけて、作られるそうだ。 大きな板の上にばら撒かれる砂糖。少しずつ加えられ、何度も何度も動かされて、だんだんに星のよ... -
遠いから泣ける 近くて泣けない
中学3年生の時、父親が亡くなった何が悲しかったかと言えば、泣けなかったことだ 火葬場で「お父さん!」と泣き叫んでいる同い年くらいの女の子がいて羨ましかった目の前のお茶菓子を食べたいと思っている自分が情けなかった 忌引きが済んで登校した中学で... -
境界線の自由 距離の自在
自由をくれる境界線に加えて“自分”を作るもう一つの要素は、人と人の距離感覚だ。 わたしは小学校でいじめに遭って、学校を飛び出したことで先生や他の生徒たちが気づいてくれて、事なきを得た、という経験があるのだが、それからずっと不思議だったことが... -
自分を守る境界線で安心する
「自分は自分、他人は他人」という言葉がある。それほど腑に落ちないまま、聞き流していたのだけれど、アダルトチルドレンについて書かれた「子どもを生きればおとなになれる〈インナーアダルト〉の育て方」という書籍を読んで、“境界”という考えを知って... -
自分の中の、もうひとりの人
映画「あんのこと」の中で、わたしにとって最も哀しかったシーンは、団地の狭くて暗くて長い階段を、暴力を振るう母親に先導されて、バギーを抱えて登って行く場面だ。 「行くな、行かないで」と叫びそうになった。 なぜ、暴力を振るう母親の元に戻らなけ...
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